この話は、数回に分けてお届けします。
私は、ちょうど50歳を迎える年に離婚を決意しました。
結婚してからずっと専業主婦。
子供が巣立ってからの自分の人生にとてつもない不安を感じていました。
このままではいけないと感じて、解決する糸口を探していたと思います。
そんな中、あることをきっかけに突然でしたが、家に二度と帰らないと決意しました。
完全に無計画でした。
バッグ一つで家に帰らない。家出でしたね。
自由を手に入れられるなら、他には何もいらない。
それほど、自由になることを望んでいました。
不安もあるのですが、もう帰らなくていいとホッとした気持ちが大きかったです。
子供は独立していましたし、資産と言えるようなものも無かったし、
何もいらない、それで全く構わないという気持ちでした。
運よく知り合いが空いている部屋があるから使って良いと言われ。
そんなつもりはなかったけど、
素直に頼ってみようと思いました。
初めて他人に頼るってことをしました。
これからは、今までと違う行動をして自分を変えていくんだという思いもありました。
すぐに仕事を探しました。
まずは、旅館やホテルの掃除の仕事。
正直50代の自分にできる仕事って・・・凄く限られていると実感しました。
アルバイトをしながら、ハローワークに50代の私にどんな仕事があるのか
調べに行きました。
そこで紹介されたのが職業訓練でした。
介護の仕事の資格、初任者研修2ヶ月または、実務者研修(昔のヘルパー1級)6ヶ月
学校に通って取得するものでした。
さらに、条件を満たせば、月10万円の手当が出るというのです。
雇用保険がなく、収入の少ない私は、その条件に当てはまるとのこと。
ありがたい話のような。そうでないような。
介護の仕事について良い印象を持っていなかったので
正直「介護かあ・・・」って思いました。
しかし、その時期は、これからどんな人生を歩んでいきたいのか、
腰を据えて考えたい時期だったので
手当を受けながら、資格を取る勉強をさせて貰えるのはありがたい。
実務者研修の6ヶ月の方を申し込みました。
介護の仕事は、どんなものか良く知らないけど、
何十年ぶりかに教科書、ノート、筆記用具を持って学校に通うのは、
楽しいかもってワクワクに変わっていきました。
学校の面接を受けにいきました。
面接では、資格を取得したら介護の仕事に就きますか?
と聞かれたと思います。
「はい」と答えましたが、正直わからないと思っていました。
介護の仕事をやりたいと思ったことは今まで全くなかったですし、
興味もなかったです。
介護で少し思うことがあるとすれば、母が特別養護老人ホームに入っていた
時期のことでした。
その時の母はどんな気持ちだったのだろうか。
年老いるということとはどういう事だろうか。
そして最後に死を迎えるということは・・・
こうして2月から、私の実務者研修生活が始まりました。
(この続きは、また次回お届けします)